chakokuのブログ(rev4)

日々のごった煮ブログです

カズオ・イシグロ氏;「わたしを離さないで」

「わたしを離さないで」の映画がヒットして、原作はベストセラー小説だったと知って、買ってみた。

わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)

わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)

作者が日本人のイシグロ氏ということもあって、東洋的な思想で、自分の過酷な?運命を淡々と受け入れる主人公ということらしいです。あまりオチを知ってから読むのは楽しみも減ると思い、予備知識なしで読んでいます。普段小説はほとんど読みませんが、この本はテーマに対してかなり期待していています。まだちょっとしか読んでいないけど、静かでもの悲しげな出だしです。自身どっちかというと簡単に凹んだり、虚無になったりする方なので、この小説は引きずり込まれそうで、ちと危険な感じも。。

■追記(2011/06/19)
読み終わりました。誰に伝えるという意図はなく自分の覚書ですが、、提供という特殊な役割を持って生まれた男女の心の葛藤を描いているということになるのだろうけど、結局これは3人の友情の物語なんだろうな。過酷な運命の中で友達とどう心を通わせてどう生きていくのか。。それが風景と共に綴られている。。3人の心の物語なんだろう(提供という特別なシチュエーションはあくまでも舞台装置というか、3人の心を揺り動かす要因であり、それにどう向き合い3人の関係がどう変わっていくかが主題)。。最後の回想シーンは少し泣けました。。しかし、、よく売れたとの事ですが、それはモチーフが皆に共感されたから?? こんなに重いテーマの本を皆は読みたいのだろうか。。?? 非常に丁寧に書かれた良い本とは思うけど、状況がかなり特殊というか、、その特殊性がイシグロ氏の持ち味なのだろうか。。他の作品を読んでいないのでよく分からないけど。。自分の勉強不足とも言えるか。。 映画もいつか見てみたいとは思います。。