chakokuのブログ(rev4)

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大阪アースダイブ準備編

ちょっと前ですが、中沢教授がアースダイバーという本を書かれました。おおよその主張としては、縄文や大昔の海岸線が、今の町並みの文化形成に繋がっていて、たとえば東京のランドマークはすべて大昔の海岸線に沿っている、さらに、超重要な建設物は大昔の岬や突端であった場所に建てられている。。というものです。NHKでやっていたブラタモリも、江戸時代の地図を見ながら、当時を思い起こさせる街角の名残を探して楽しむというものでした。
大阪でいうなら、上町台地とその海岸線が当たるわけですが、大昔の岬っぽいところに大阪城があって、なるほどなーというわけです。中沢教授は、大阪でもアースダイブの公演されたり、大阪の古い地図を見ながらアースダイブして遊ぶ人がおられます。自分も高校が上本町にあって、上町台地とか、夕陽丘あたり坂が多いとか、高校時分からそういう言葉なり記憶がありました。で、、自分もなんちゃってダイブとして、大阪の古地図(縄文時代?)とか持ってきて、今の地図に重ね合わせて、当時の海岸線を歩いて見てどんな風景や文化(多分神社仏閣、あるいは、政治的な拠点)がそこに出来上がっているかを見ながら散歩してみようというわけです。ブログでもそういった楽しみをしている人はすでにいて、いろいろ紹介されてます。「十三の今を歩こう」さんのサイトは非常によくまとまっていて、その記事を参考に(ほとんど丸写しだ)、以下の手順でGoogleMapに海岸線モドキをひいてみました。

標高データを国土地理院から入手。「十三の今を歩こう」さんによると、大昔の海岸線と、現在の標高データはかなり相似だというので、自分も、国土地理院のデータを使いました。

地図にオーバーレイしたかったけど、そこそこの尺度で手に入る電子データが見当たらず、しょうがないので、Google Earthのオーバーレイ機能を使って、地形データを重ねた。

精度良く海岸をトレースするには、本当に縄文時代の地層に基づいて海岸線を引かないといけないのだろうけど、そこはなんちゃってダイブなので、おおよそでいいでしょう。。簡単にいうと、西側の海岸線は阪神高速付近と平行で北上していて、海岸線から高台になって、東側に向かってまた海抜が下がっていき、おおよそ環状線と平行で海岸線だったようだ。だから、、その間を歩き回ればいちおうかつての陸地を辿れる事になる。。

GoogleMapsのマイマップにパスを書き込んだので、これを携帯で見ながら歩けば、海岸線付近に沿って歩き回れる。。そもそもかつての海岸線は坂や階段になっているので、階段を探しながら歩けばそれがほぼ大昔の海岸線のはずなんだが。。東側の海岸線はちょっと怪しいですね。自分でも精度低いというか、鶴橋〜森之宮あたりはちょっと違っているような。。

■参考にした記事
「十三の今を歩こう」様;アースダイビング in 上町台地
http://atamatote.blog119.fc2.com/blog-entry-413.html
考え方や資料はほとんどそのまま踏襲しております。多謝。

■関連URL
航空レーザ測量 1:25,000デジタル標高地形図「大阪」
http://www1.gsi.go.jp/geowww/Laser_HP/digital_image.html