chakokuのブログ(rev4)

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粟(あわ)ぜんざいを作ってみる

NHKでお正月料理の特集をやっていて、粟ぜんざいの作り方の紹介があったので作ってみた。結論から言うと、、うーん味はよく分からない。。こしあんの旨みが弱いというか。
粟ぜんざいの主な材料は、もちあわと小豆。粟の色どりを良くすため、クチナシの実を使う。

あずきを茹でる。渋きりと言いまして、一度お湯を取り替えるのですが、取り替えてから50分程度弱火で小豆を炊く。この時砂糖は入れません。

柔らかくなったかどうか、親指と小指でつぶしてみて、簡単につぶれたらOK。自分は食べて確認していました。

小豆炊きあがりの様子。この時点では甘さの無い豆だけの味ですが、非常に旨いです。あとから振り返ると、この時点が最高の出来であった。。

粟ぜんざいはこしあんなので、柔らかくなった小豆を潰します。ボールで受けて網で潰して皮を分離させる。

皮だけになった状態。これは食べてもあまり旨みはありません。繊維質なので健康にはいいかも。

ボールで受けた小豆の汁を木綿のきれ等で濾します。綺麗な手ぬぐいを使った。

濾し終わって得られたこしあんの素

250gの小豆でこれぐらいのこしあんの素になりました。この後はこしあんに仕上げるため砂糖と水を加えて煮詰めるのですが、こしあんを仕上げる前に粟を炊く準備を進める。

粟(あわ)を色よく仕上げるためにクチナシの実をお湯で抽出。お湯の色が金色になる

普通のお湯で粟を茹でる。2分ぐらい。

かるく茹でた粟とクチナシで色づけしたお湯を椀に入れて蒸し器で蒸す。20分蒸して10分むらす

粟を蒸している間、こしあんを仕上げる。使うのは、ザラメと普通の砂糖

ザラメと砂糖をお湯で溶かす

溶かしたシロップ?をこしあんの素に投入。火にかけて練る

とろみがついたら、こしあんは完成

蒸しあがった粟とこしあんを盛り付ける

粟は多分今回食べるのが初めてで、ひえ、あわと言われる有名な穀物と思いますが、これはこれでもっちりしていて美味しい味わいです。お米の代わりにもなるぐらいの味わい。で、こしあんですが、、濾す前の小豆は豆の美味しさが非常にあったのですが、砂糖を加えてこしあんに仕上げた後はどうも豆の美味しさがありません。仕上げ工程がまずかったのか旨みが薄れた味になっている(さらに甘さも控えているので全体的にぼーっとした味の餡)。だから、、粟ぜんざいになると、どうもこしあんの旨さが出ず、粟主体の味になっている。
結論としまして、、初回ということもあるかもしれないけど、非常に手間がかかったけど、それほど美味しくできなかった。。やはり、粟ぜんざいは専門店で食べるべき。