chakokuのブログ(rev4)

テック・コミック・DTM・・・ごくまれにチャリ

パウンドケーキを焼く;失敗

長女がいろんな人へのお礼にパウンドケーキを焼くのだと言っていて、リハーサルとして自分が焼いてみることになった。結論から言うと、失敗しました。こんなことをすると失敗するという見本に掲載します。
材料:

  • 無塩バター120g
  • ラニュー糖120g
  • 全卵 3個
  • 薄力粉120g
  • バニラビーンズ 3cmぐらい

材料一覧。水分は卵のみです。バターは室温に戻りやすくするよう、キッチンペーパーで挟んで麺棒で5mm厚ぐらいに延ばしました。

室温に戻したバターと砂糖をまぜます。

ゴムベラ程度では混ざらないので、、

すりこぎで突くようにしてまぜました。あとから思えば、こんな作業が必要な状態だとまだまだバターの温度が低いです。

大体まざったら電動ホイッパーでグルグル攪拌します。バターが固くて電動ホイッパーのモータが過負荷になったせいか、少し臭いにおいがした。

空気が含まれてかなり柔らかくなった状態。ややボソボソしていますけど。

全卵をすこしずつ入れます。理想的にはバターの温度と全卵の温度が同じで、23度ぐらいであるべきらしいのですが、、バターの温度が低いので、全卵で温度を上げようと思って、全卵は少し湯煎しました。

その結果、、そもそも分離しやすい生地なのに、温まった全卵と冷たいバターはうまくまざらず分離してボソボソになりました。この後いろいろやってみましたが、なめならかなバタークリーム状にはならずボソボソのままでした。〜失敗ポイントの頂点〜

でもまぁ捨てるわけにもいかず焼くまでは続けることにしました。ふるった小麦粉を一度に投入

ボウルが小さいので、(心の師匠)小嶋ルミ先生の”バターケーキ混ぜ”の手順は守れず、勝手流でまぜました。

焼くと真ん中が膨らむので、生地は真ん中をへこましておきます。(トントンとガス抜きすべきですが、忘れました)

170℃で1時間焼きました。予熱は焼く温度の+20度ぐらい目安なので、190℃の予熱としました。特に強い焦げ目もなく見た目は普通です。

失敗作の可能性が高いですが、一応シロップを作って塗ってあげました。味はまったく想像つかないです。多分不均等でボソボソした感じになってるのでは?と思われる。

反省点
パウンドケーキの生地をうまく作るにはバターの温度管理が重要。正確には、温度それ自体ではなく、気泡を含ませるために泡立てやすい緩さが維持されることが大事。また温度が高くなりすぎると生地がダレてしまうので、温度を上げすぎてもいけない。理想的には23℃ぐらいらしいですが、冬場だと室温はそんなに高くないので、バターを少し温めるぐらいの手間が必要。全卵で温めようと思っても、混ぜる段階で分離しやすいので、やはり禁じ手のバターをレンジでチンするぐらいで始めるか、、バターを叩きまくってペタペタに薄くして、暖房を効かせてかなり緩い状態まで持っていくか。。いずれにせよ、温めた全卵で温度調整しようとするとバタークリームが分離する結果になりやすいです。

■追記
失敗した時は記録する気もなくなるけど、失敗した時の情報が実は価値があるということで、、この状態で焼いた結果を記録。
断面を見てもらうとわかりますが、分離してる状態は、油分の濃い部分と薄い部分になっていると思われ、この状態で小麦と合わせて焼くと、油の濃い部分がまだらになって残ってしまう。味わいはぼそぼそとしていて、そして焼きしまって固い。