chakokuのブログ(rev4)

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RPiにMathematicaを入れてみる

取り組み:RPiにMathematicaを入れてみる
結論:パッケージインストールで何の問題もなくインストールできた
詳細:
微積をやりなおそうとしていて、証明を追いかけるだけでなく、グラフとか微積が本当にそうなるのかをプログラムでも確認できたら理解も深まるかと思った。Pythonで検算するのもいいけど、餅は餅屋ということで、、Mathematica等の専用言語の方がいろいろ便利ではと思えた。が、、Mathematicaは趣味で使うとしても、年度支払いで結構高い。一方、RaspberryBi版だと無料らしい。そこで、RPiにMathematicaを入れてみる
ドキュメントに従って試行錯誤してみる

sudo apt-get update
sudo apt-get install wolfram-engine

上記のインストール作業でエラーもなく一発で入った。MathematicaGUI/CLIが使えるらしいのだが、試しに動かしてみると問題なくグラフも描画できた。ずっと使えそうなので、試用期間に縛られずゆっくり勉強できる。


ちなみに、、今動いているOSは、Debian GNU/Linux 11 (bullseye)

$ cat /etc/*rel*
PRETTY_NAME="Debian GNU/Linux 11 (bullseye)"
NAME="Debian GNU/Linux"
VERSION_ID="11"
VERSION="11 (bullseye)"
VERSION_CODENAME=bullseye
ID=debian
HOME_URL="https://www.debian.org/"
SUPPORT_URL="https://www.debian.org/support"
BUG_REPORT_URL="https://bugs.debian.org/"

すこし知恵がついてきて、、複数関数の描画

Plot[{Sin[x], Cos[x]}, {x, -Pi, Pi}]


文法を知る必要があるという前提はあるけど、こんなグラフがサクッと描画できるのはすばらしい
MathematicaCLI(バッチ)でも動かせるようだ。

$ cat wave.wls
graph = Plot[{Sin[x], Cos[x]}, {x, -Pi, Pi}]
Export["wave.png", graph]
$ wolframscript -file wave.wls

上記の操作で、PNG形式の波形がファイルに出力される。なお、14秒かかる。これはさすがに遅い。RPiで14秒かかったので、PCでも試してみた。PCだと42秒かかった。なんと。。NotePCなのでゲーミングPC程の性能はないとしても、これは非常識に遅いのではないだろうか*1
Mathematicaは数学用途のすごいソフトだと思うが、自分のようなちょっと使うだけだとオーバースペックで能力を生かしきれず、むしろ初動に時間がかかり。。。って、Mathematicaをタスクとして常駐させてWebサービスのLambda風に使えるとかなんとか*2。。
CLIで対話的に操作して、関数を定義、グラフを出力した例

■参考URL
https://projects.raspberrypi.org/en/projects/getting-started-with-mathematica/2
https://community.wolfram.com/groups/-/m/t/418132
Plot: Visualize or graph a function—Wolfram Documentation
Vector Visualization—Wolfram Language Documentation

*1:13th Gen Intel(R) Core(TM) i7-1370P 1.90 GHz これがスペック高いのか低いのか分からない。1.9Gってちょっと遅い気もするが

*2:よく読むと、自分のPCにタスクを常駐させるのではなく、本物のCloudServiceのようであった