chakokuのブログ(rev4)

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ラズパイにCMOSカメラを取り付け(再)

プログラミング研修の一環で、RaspberryPi + カメラを使って何か勉強会ができないかと相談を受けて、カメラを再度取り付けてみる。
(前回購入したCMOSカメラの型番はOV5647)

前回一度接続して試したが、Bullseyeになってから設定方法が変わったようであった。昔のやり方ではカメラが認識されない*1
raspberry piのカメラ設定マニュアルを読んでも、自動認識されるのかどうかちょっと分からない。JPEG画像を撮影する場合は以下のようであった。

libcamera-jpeg -o test.jpg

上記を打ち込んだら撮影できた。結果は以下

Bullseye版はGUIを動かしていないので、Scratch Desktopを起動しても画面の出力先が無いと言って怒られる。別のRPiは、buster + GUI版になっていて、busterの場合は、sudo raspi-configから、 Interface Optionsを選択、 P1 Camera -> Enableを選択して有効化する

VERSION_CODENAME=buster

古いバージョンであるbusterなら、上記Camera Enableに設定すると、Scratch Desktopの拡張ブロック(Camera)からカメラ画像を取り込むことができる。

拡張ブロックでできることとしては、ジェスチャ(カメラから取得できる画像の差分が一定以上であるかを判断すること)ぐらいで、画像認識とかのブロックはScratch Desktop版には入っていない。Scratch3 オンライン版というのか、ブラウザ環境で走るJavaScript版であれば、画像認識とか機械学習とかもあるようだ。だが、オンライン版は接続できるカメラが、ブラウザが走っているPC側のカメラで、RaspberryPiのカメラではない。。RaspberryPi版のカメラを使って機械学習をさせたかったら、Raspberry上でFlaskを走らせたり、Node-REDを走らせたりしないとダメなのではと思える。

■参考URL
Raspberry Pi Documentation - Camera software
ラスパイにカメラを取り付け(Ubuntu 20.04.1 LTS) - chakokuのブログ(rev4)

Raspberry Pi Documentation - Camera software
4.1.1 Camera — SunFounder Ulimate Raphael Kit for Raspberry Pi documentation
1.10 Drumming in the Air — SunFounder Ulimate Raphael Kit for Raspberry Pi documentation
【スクラッチでAI】画像を識別する「お買い物プログラム」を作ってみよう | Scratch(スクラッチプログラミング)学習の手引き

*1:認識されないというのはちょっと間違いのようで、Bullseyeになってカメラ制御用のコマンドが変わったようであった