繁昌亭自体は工事が始まる頃からずっと見て*1いたのだが、実際の寄席を観るために入ったことがなかった。この度、やっと昼公演だけど観ることができた。
この日の落語家の方々は以下の通り。
チケットを買ったのが当日の公演前30分だったので、番号もかなり後ろになってしまい、結果、座席もかなり中の方になった。すなわち、、閉所恐怖症というか、途中から出たくなってしまったらどうしようという恐怖症と闘いながら、前半を鑑賞した。だからあまり覚えていない。仲入の際、2Fの席がガラガラというのに気がついて、2Fで聴くことにした。これはえらく気楽でまぁ、客席との一体感がないとは言えるけど、気楽が一番と思うのでこれでよし。自分にはこれが限界。
笑福亭喬介さん、林家染左さん、桂文三さん、
藤本健太郎さん(三味線)、桂文昇さん、笑福亭銀瓶さん
*仲入*
笑福亭鶴笑さん、笑福亭仁勇さん、笑福亭伯枝さん、桂雀三郎さん
で、、上演された中で、まぁ面白いと思ったのは、鶴笑氏のパペット落語というやつで、これは確かに落語の枠をぶっ壊している。笑いの深さはともかく、暗黙の枠組みを壊したパワーを感じます。トリは、雀三郎さんの、「蛇含草」でした。餅を食べ過ぎて苦しい様がよく表現されていました。
仲入前は例の恐怖症が気になって、あまり真剣に聞けていなかったけど、前座の喬介さんは、客席との間というか、空間の広がり感がありました。。これは初めてこのホールで聞いたせいかもしれませんが。。なんか特別な空気がある、、という気になった。文三さんの「動物園」は単純に楽しめました。文三さんは本当に楽しそうに落語を語られますね。。
昼の寄席は、どうしても松花堂弁当風(すこしずついろんなネタが集まっている)になってしまって、それぞれ無難なネタになるとおもわれるのですが、例の自分の持っている恐怖症と、無難なネタが集まるという理由から、今後は多分昼の寄席には見に行かないと思う。夜の部とか、勉強会とかそういったのに参加してみたいですね。。一方、ホール落語は話芸の達者な方がそれぞれの演目を掘り下げられるので、非常に興味がありますが、結構高いので、こっちも行けそうに無い。。ライブの方が楽しいのは確かですが、値段やネタの深さを考えると、寄席のラジオ放送や、ポッドキャストでも十分楽しめるような気がする。。
2Fからの風景、落語家さんとの視線が交差しないので、一体感には欠けますが、空いてるので気楽に見ていられる。
■ご参考URL
鶴笑さんのWebサイト
http://www.kakushow.com/jp-contents.html
*1:当時通勤経路にあった