大阪の本町にある、産創館にて、起業向けセミナーをやっていたので聞いてきた。講師の方は、週末起業コンサルタント 森英樹さん。
会社でもビジネスネタを考えるのですが、なかなかアイディアが浮かばず、かといって、アイディア出しは数打ちゃ当たる的ではなく、何かアプローチというかアイディア出しの方法論が必要だと思っていました。
今回のセミナーでは、週末起業コンサルタントの森氏が、起業ネタの探し方、ビジネス化へのブラッシュアップをどう行うのか?その方法論を具体的に説明され、非常に参考になりました。詳細な内容は、森さんの本(起業のネタ! 森 英樹 isbn:4756908691)を見てください。
講義内容をそのまま書いていいのかどうか分かりませんが、森さんが説明された手法とは、大まかに言うと、売るもの(商品)を4つの切り口で考え、顧客のバリエーションを考え、商品と顧客のマトリックスを作り、各エリアでどのようなビジネスがあるのかを表にして洗い出すというものです。
具体的には、商品の4つの切り口として、物を売る (例:自転車を売る)、ワザを売る(例:自転車の改造をサービスにする)、情報を売る(例:自転車の走り方、自転車屋開店ノウハウを売る)、場を売る (例:自転車愛好会ミーティングを主催する)の観点を横軸とし、顧客として、例えば、小学生、中学生、大人、高齢者、自転車乗れない人、自転車乗る人、自転車マニア、買い物用途、スポーツ用途といった観点を縦軸として、XYのマトリックスで、どんなサービスが提供できるかを考えようというものです。
また、ビジネスの本質は代行であるとし、顧客の行動パターンを詳細に分析して、どのような代行がありえるのかを考える(プロセス分析という手法)のが有効と説明されました。
これまでは、とにかくポツポツと出てくる思いつき程度のアイディア出しに限界を感じ、どう手順化(アイディア出しの手順化)したらいいのやら?と悩んでいましたが、こういった手法を導入することでかなり改善されそうです。。
産創館では、その他多くのビジネスセミナーをやっているので、興味のある方はぜひどうぞ。
■ご参考URL
産創館 http://www.sansokan.jp/
大阪市経済局の外郭団体が運営しているようです。