これまでKindleのコンテンツはスマフォにKindleアプリを入れて読んでいた。どこまでいけるかわかりませんが、Kindle Direct Publishing(KDP)でマイクロコンテンツ(最低価格:99円)を作成してみたいと思い、評価用にKindle PaperWhiteを買ってみた。
一日で届いた。さすがに洗練されたデザインです。安っぽさはありません。裏のゴム風の仕上げは買ったすぐはいいのですが、何年も使うと剥げたり熱と油でネチョネチョに変質*1しそうです。重さは気にならないというコメントも見かけますが、、本体をずっと持っていると持ち重りがします。すべすべだからかも。
本体だけ買ってもカバーとかなくて落としたり傷つけそうなので、革のカバーを買いました。手触りはいい感じになりました。カバーの分重くなるけど持ちやすい*2。
これまではUSのAmazonで洋書を買って、スマフォ版Kindleでちょっと読んでいただけでした。せっかく E-InkのPaperWhite買ったので本格的にいろいろ日本の書籍を読んで見ようと思ったけど、、Kindle版がかなり少ないですね。。出版業者もAmazon/Kindleのルートで売る気が全くないというぐらいに少ないです(出版業者にとってメリットがないから??)。本屋さんのワゴンセールスのような感じが漂う。。むしろ青空文庫*3の方が古典が揃って気合い入っていますね(ボランティアの皆さんありがとうございます)。電子書籍は他のメーカ製もあるので、純国産端末用にはいろいろ出回っているのかもしれません。皆さんと同じ意見ですが、この端末ではコミックは読めないですね。線がゴニョゴニョになるので(スマフォ版はそういう印象ないのですが)。
バックライトのむらはありますね。これはまぁ照明の機構上しょうがないのでしょう。画面を暗い目の設定にして使うとあまり気になりません。
今回買ったKindleは日本版Amazonのアカウントに紐づけしたので、US版AmazonのコンテンツはKindle(PaperWhite)では読めません。US版Amazonのコンテンツを読みたい場合、Kindleのアカウントとの紐づけをやりなおすか、日本版AmazonとUS版Amazonのアカウント統合する方法があるそうです。アカウント統合してしまうと、US版Amazonでの購入に制限が出るそうなので、当面は統合せずに別々で利用する予定です。
KindlePaperWhiteをちょっと使った印象ですが、ページをめくった時のE-Inkの書き換えが気になります。この端末で読むとしたら、一ページをじっくり時間かけて読むようなコンテンツ(小説とか随筆、技術解説)が適している印象です。逆にリンクがあちこちに貼られていて、ページをあちこちに飛びながら参照するリファレンスやマニュアル、辞書のようなものはこの端末(E-Ink)で読むのはチト辛いのではなかろうか。
ふと思ったのですが、、Kindleの面白さって、玉石混合のマイクロコンテンツにあるのではなかろうか。。KDPが手軽になると、今後さらにいろんなの(出来、不出来の振れ幅がめちゃくちゃ大きい)が出てくると思われ、自分の欲しいマイクロコンテツに効率よく辿りつけたら面白いかもしれない。。
■Kindleをしばらく使った印象(買い物依存症の人には注意が必要)
最初は青空文庫の落語関連の本(無料)や、お試しコンテンツを読んでいたけど、コミックなんかも最初は線がイマイチと思って敬遠していたのだけどどうしても続きが知りたくなってOneクリックで買ってしまった。結局あれこれ3冊程買った。全てデジタル処理のためオンラインでクレジットカード決済で物を買うようにお金の手触り感がなく、さらに本の手触り感がないので、お手軽すぎてついつい買いすぎてしまう。本屋でレジに並んでお金を払って買うのであればこんな風には買わないだろう。。ちなみに買ったのは、「Born To Run」、「竜の学校は山の上」、「○○」。特に、「竜の学校は山の上」は最初のお試し読んだだけで絵のタッチに惚れてしまい、Kindleでは線が汚いといいながら購買欲を抑えられなかった。。というわけで、、オンラインショッピングでついついいろんな物を買いすぎてしまう人はKindleでもOneクリックで瞬間に本が手に入るという手軽さ(と軽い中毒性)から本を買いすぎてしまうので注意が必要かと。もちろん利便性を追求したKindleが悪いのではなくて自分の自制心の無さが根本原因ですが、買い物依存症の人は依存症が悪化すると思われる。。なお、間違って買った場合はすぐにキャンセルすれば、決済を取り消してくれます。
■追記(130803)
Oneクリックで買った「竜の学校は山の上」をKindleで読んでいますが、、この作品はいいですね〜。。コンテンツはさておき、コミックをKindle WhitePaperで読んだ印象ですが、、グレースケールはうまく表現されるのですが、、線が粒々、セリフのフォントが粒々、スクリーントーンが綺麗でないというわけで、、アウトラインフォントで文字を描画できる小説等の表現力と比べると、ドットでしか表現できない(?)コミック類はどうしても評価が辛くなりますね。コミックは線が命でもあるので、コミック類はE-Inkでない普通のKindleで読むのが適しているように思います。コンテンツに合わせて最適なKindleを使い分けましょうということでしょうか。今回Kindleを買ったのは評価目的でもあったのでいろいろ書きましたが、日本でも何度もトライしたけど離陸できなかった電子書籍と端末を成功させたKindleには期待しています。