chakokuのブログ(rev4)

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DN-G200(PPC 405GP) のカーネルビルド

10年近く全く使っていなかった、もらいものの、DN-G200(Panasonicのhome-gateway server?)のカーネルをビルドした*1
ネオンのような青い光が怪しげな外観ですが、中身は、OpenBlockS S相当で、さらにその大元は、センチュリーシステムズの FutureNet MA-300 なのでした。だって、、基板のシルク印刷がそうだから。。

DN-G200はPanaが設計したApacheCGIやサーバ管理ツールが乗っていたのだけど、なるべく素のLinuxサーバに戻したくて、Plathomeのサポートページから、linuxのソースとconfigを持ってきてビルトして内蔵flashに焼きこんだ。 Kernelバージョンを上げるのが目的ではなくて、素に戻すのが目的なので、Kernelバージョンは古いままです(2.4.10)。

しかし、、initrdとかよく分かっていなかったのでbuildはかなり手こずりました。お約束のコンパイルエラーとかも出まくりで。。 現状、とりあえず走ってはいますが、正しい状態で走ってるのかどうか?はもう少し調べないといけません。。

PPC 405GPは10年以上も前のCPUだけど、MMUも乗ってる汎用CPUに近いスペックで、組み込みLinuxとして考えるとまだまだ使えるのでは?と思います(正しくは汎用PPCコアから周辺IFを取り込んで組み込み用に展開された石)。ただ、、セットとして見ると、I/FではUSBとかないし汎用IOも出ていない(内蔵PCIバスはありますけど、自分のスキルでは簡単には引き出せない)ので、組み込みLinux風にIOポートであれこれ周辺機器を制御するというのはちと敷居が高いです。

いまどき、ほとんど資料もなくなっているPPCカーネルコンパイルなんてする人はいないと思いますが、ご参考に手順を貼り付けました(ページ後半のリンク)。

■ご参考URL
plathome OpenblockSSサポートページ
http://www.plathome.co.jp/support/labo/obssr/
OBSS用Kernel類FTPサイト
ftp://ftp.plathome.co.jp/pub/OpenBlockSS/
century system MA300サポートページ
http://www.centurysys.co.jp/support/MA300/MA300_dl.html
OBSS Kernelビルド手順(MLやWiki
http://mizupc8.bio.mie-u.ac.jp/pukiwiki/?OpenBlocks
http://search.luky.org/obu/msg01140.html
(この情報のおかげでビルドできた。ありがとうございます。。作者は岡本さんのようです。)

DN-G200発表当時の記事(本体価格13万。。高すぎでは)
http://ascii.jp/elem/000/000/329/329245/

■DN-G200用ビルド手順
https://docs.google.com/open?id=0B0tdHEsmB1TGcmplQ1hMcDBLUmM
(GoogleDrive上のファイル、一般公開に設定しています)
全ログ
https://docs.google.com/open?id=0B0tdHEsmB1TGSDB6R3NJczBiZEE

*1:なぜこんなに拘るのか自分でも良く分からないのだけど、情報が少ないから余計に意地になるのかも。。あるいは、いつまで待っても手に入りそうに無いRaspberry Piの気晴らしか