chakokuのブログ(rev4)

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AVRを使った、USB版タッチセンサー

先日から試作していたUSB版タッチセンサーを仕上げる。仕組みは、AVRのソフトによるタッチセンサーと、USBスタックを使って、ジョイパッドコンパチとして実装。タッチされたら、ジョイパッドのボタン1が押されたとして返答する。

基板の表側の配線。8pinがAVRマイコン(tiny45)、小判のようなのが水晶発信子(12MHz)、3端子レギュレータ(USBは5Vなのですが、3.3V駆動)も乗っています。

基板の裏側の配線。さすがに、錫めっき線だけでは結線できず、一部ジャンパーが飛んでいます。(そこが頑張りどころではないので。。まぁこんなもんでしょう)

ケースに収めたところ。良いケースがなかったので、クリップの入れ物を使った。黄色いビーズのようなものから出ているのがタッチする電極。錆びると感度が落ちるので、オシロスコープなどと繋ぐプローブピン(製品名は、オシロスコープ用チェック端子となっている)をつかっています。多分、金メッキと思いますが。。

ハーティラダー(Hearty Ladder)という名の入力支援ソフトと接続して、タッチセンサーで文字入力ができるかどうか確認。めりはりのないタッチをすると、一度だけチャッタリングが発生したが、まぁ丁寧にタッチすると誤動作はなさそうだ。

回路図は左記のとおり(クリックしていただくとでかくなります)。処理の中心は、AVRマイコンで、一番コンパクトなtiny45を使用。USBとは抵抗を介してI/Oに直結(USB専用チップなしにマイコンに接続できるのが、USBスタックのすばらいしところ)。タッチ用電極はI/Oポートに直結しており、1Mオームの抵抗でプルアップしています。

おまけ

このセンサーは、試作であり、現場で使えるレベルではないので、とりあえず、NPO法人、品川ITサポーターズ*1に参考品という形で提出する予定。。

■参考URL

AVR用ソース置き場(ご参考ドキュメント、回路図も付けてます)
http://dune.sakura.ne.jp/uc/avr/index.html

AVR用USBスタックのページ
http://www.obdev.at/products/avrusb/index.html

ELMさんのタッチセンサー製作記事
http://elm-chan.org/works/capsens/report_j.html
(この記事がなかったらこのセンサーはできませんでした。。しかし、ELM-CHANさんって一体何者??)

品川ITサポーターズのサイト
http://shinagawa-its.org/

PC入力支援ソフト;ハーティラダー(Hearty Ladder)のページ
http://takaki.la.coocan.jp/hearty/

*1:パソコンボランティアや、体の不自由な方々へのPC活用支援をしておられる団体