chakokuのブログ(rev4)

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シビレタ本;「組み込みOS自作入門」

最近組み込みネタもあまり面白くないなーと思っていて、Interface付録のSH-2基盤にuCLinuxとか乗せるの可能なのかなとか考えていた。で本屋で立ち読みしていると、たまたまこの組み込みOS自作入門を見かけた。

12ステップで作る組込みOS自作入門

12ステップで作る組込みOS自作入門

この本は実用よりも組み込みOSってどうやって構築するか?をブートから解説した本で、そもそもの立ち位置が、実用性よりも面白さを優先して書きましたということで、、startupルーチンに留まらず、libcまで作ってしまう心意気?に私はシビレました。昔、68KのCPUとTTLを組み合わせてマイコンボードを組み立てていた頃を思い出させてくれました。すなわち、、全て自分で作ってるから実装の隅々まで分かっているし、見通せる。。という喜び。たとえそれが最適実装から程遠くても。。仕事では許されないけど、自作で自分のために使うコードだったら何でもあり。

■追記(2010/10/30)
まずはsh用gccをソースからコンパイル(cygwin環境で構築)。。が、makeではまり中。。


configure: error: in `/usr/local/gcc-4.5.1/host-i686-pc-cygwin/gcc':
configure: error: C++ preprocessor "/lib/cpp" fails sanity check
ネットで調べると、PC環境にgcc++が入っていないと上記エラーになるらしい。gcc++をインストールして再度configure/makeを実行したらなんとか通った。gccの構築は数時間かかると思われ放置。
再度コンパイルを始めて4時間ぐらいでgccのビルドが終わった。出来上がったのは、gcc 4.5.1
とりあえず、Interface誌や「組み込みOS自作入門」なぞを見ながら、startup.sとCによるLED点滅サンプルをコンパイルして、AlphaProjectのJATGデバッガでコードを走らせるところまではできた。