chakokuのブログ(rev4)

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さくら会;難病コミュニケーション講座@米原

米原のげんきステーションという所で開かれた、さくら会とNECと米原市共催の難病コミュニケーション講座にお手伝いで行った。さくら会の皆さんは拠点は東京ですが、今回のように、活動を全国規模?に広げておられ、関西に来られた折にはお手伝いに行っています。

セミナーの内容は標準的な以下の通り。

  • いろんなコミュニケーション手段
  • 透明文字盤を使ったコミュニケーション
  • 支援装置を使ったコミュニケーション
    • トーキングエイド、ぺチャラ、レッツチャット
  • パソコンによるコミュニケーション支援
    • 伝の心
    • オペレートナビ
    • ハーティーラダー
  • 補講;スイッチのつくり方セミナー

どこに行ってもこういう情報を必要としておられる方々がおられる反面、必要とされる方々に十分な情報が行き渡っていないというのが課題のようです。病院とかのサポートも不十分なのだそうです(自分は医療関係の立場でなくて、技術関係でお手伝いしているだけなので、最前線の状況はあまり分かっていません)。この日も結構多くの方が参加されました。

さくら会では、今後の取り組みをBMI(BCI)に広げるとのことで、今回は、国立障害者リハビリテーションセンターの研究員の方もこられていました。自分も何十年後、体が動かなくなった時、頭にセンサーをつけてパソコンを使っているのか、はたまた、もっと違うUIを使っているのか。。

■おまけ(妄想)
オペレートナビやハーティラダーはWindowsをなんとかワンクリックで使えるようにというアプローチなんですが、健常者がメインターゲットのGUIベースで設計されたOSをワンクリックで使えるようにするというのは一つのアプローチではありますが、利用者に多大な負担を与えます。パソコン的なリソースを使いこなす上で、OSがWindowsありきである必要なんてなくて、ワンクリックで動くOS(CUIベースのLinuxにワンクリックで操作できるUIをかぶせる)があっても良いのではないか?と常々思います。考え方としては、4択で全てが進んでいくようなUIで、選び方は、モールス符号のように、短いトンと、長いツーを組み合わせて、4bit長ぐらいの入力でOSの機能が使いこなせるようなもの。。
ファミコンゲームパッドぐらいの選択項目(上下左右+A/B)で構成され、選択は、トン・ツーの符号でワンボタンによる入力で全ての機能が操れるOS)
思ってはいますが、作ってみるだけのスキルも閑もない。。でも自分の体が動かなくなってきたら自分のために作るんだろうという気はしている。。すくなくとも。。最初はたくさんのアプリが動かなくても、ブラウザとメールとi-tunes並の音楽再生ぐらいがまずできたらいいのではなかろうか。。あるいは、そんなややこしい物も必要なくて、BMIが完成していて、望む事柄をイメージしたらそのコマンドが実行されている日が来る?

■ご参考URL
中日新聞;神経難病患者を支援へ 米原で19日講座
http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20090911/CK2009091102000004.html

NPO法人さくら会
http://www.sakura-kai.net/

NPO法人さくら会活動記録;NEC難病コミュニケーション支援講座@米原
http://www.sakura-kai.net/adiary/adiary.cgi/info/026