chakokuのブログ(rev4)

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腕時計の電池交換(Q&Q BB13-204)

子供が使っていた時計が動かなくなったのだけど、近所の店では電池交換できないといわれたそうで、ヨメサンはあきらめ顔だった。DIYショップで千円か2千円ぐらいで買った女性用の時計です(メーカはQ&Qで型番はBB13-204)。メーカに送って電池交換とかしたら修理代の方が高くつきそうだけど、電池交換したら直ると思われる時計を修理せずに、新しいのに買い換えるのももったいない。ちょっと調べると電池交換するには、専門の工具(「こじ開け」というらしい)を使って裏蓋を開けるとできるらしく、見様見真似でやってみることにしました(参考にしたサイトのURLを本文の最後につけています)。

効率よく作業できるようにバンドを外した。バネを内蔵したピンでバンドが留まっているので押しピンでバネを押し込んでバンドを外します。

裏蓋を開けるためのひっかかり(以降爪と呼びます)。裏蓋の右上に開ける爪が付けられていました。

同じ爪を別の角度から見たところ。ほんの少しの隙間が作られており、工具の先をここに押し込むそうです。

家の中で尖ってるものをいろいろ試した結果、精密ドライバがちょうど隙間に入ることが分かりました(1.8mmのマイナスドライバ)。ドライバの先を爪と本体との間に差し込んで裏蓋と本体に隙間を作りました。一旦隙間ができてしまうと裏蓋は簡単にはずせます。参考にしたサイトによりますと、裏蓋はこじ開けるのではなくて、工具の先を押し込んで裏蓋と本体の間に隙間を作るのだと書いてありまして、この説明はとてもに参考になりました。どうしても、工具を使ってテコの原理で裏蓋をこじ開けようとしてしまうので。。また、この工程は注意が必要で、力任せに押し込むと、工具の先がすべった時に時計を押さえている方の手を怪我します。

サイズがピッタリだった精密ドライバ(1.8mm)。

裏蓋が開いた。漫画によくある、蓋をパカッと開けるとバネがビヨーンと飛び出す...ということはなかった(クオーツだからか)。

電池を押さえているプラスチックの部品をはずして電池を取り出したところ。

時計の中に入っていた電池。Sony製で型番は「SR621SW」。酸化銀電池というそうです。

近くのスーパーで交換用電池を買ってきた(Panaの電池で560円)。ちなみに、、同じスーパー内に100均も入っていて、100均でも同じ型番の電池(別のメーカ)が売られてました。あたりまえですが、100円です(やすっ!)。こじ開ける工具も売られていました。自分で電池交換する人が多いのですね。

ボタン電池SR621SW)を交換したところ

プラスティックの枠をはめる

せっかくなのでムーブメントの番号を記録。。MIYOTA CO , GL00 , JAPAN , NO JEWELS と刻印がある。シチズンファインテックミヨタという会社と思われます。安い時計ではありますが、こうやってムーブメントを見ていると、きっちり作られているという印象です。

裏蓋のヘリに一部切り欠きがありますが、これは竜頭のシャフト用の切り欠きと思われます。裏蓋を取り付ける時には切り欠きの位置を合わせる注意が必要。位置を合わせて手で裏蓋をパチンと押し込みました。はめ込みが硬い場合に専用の道具があるそうです。

時刻を合わせて1時間ぐらい様子を見た。一応時間は合ってるようだ。。


■ご参考URL

非常に参考になった、Coo様による「Cooの腕時計」サイト
http://mr-coo.com/
このサイトのおかげで難なく電池交換できました。このサイトの、「はめ込み蓋」のページに必要な情報が網羅されています。あと、「腕時計修理工具」のページに工具(こじ開け)の説明があります。