アマチュア無線3級を取ったけど、ずっとウオッチしかしていなかった。さらに、CW通信を目標にしていて、CWは非常に難しく、無線交信を始める壁がさらに厚くなっていた。そんな折、知り合い*1から「無線免許取ったので交信しよう」と声を掛けられた。普段リグはマイク付けていないのだけど、今回初めてマイクを取り付けて、430MHz帯で電波出してみた。
自分のリグは知人からもらった、iCOMのIC-706MKIIGSで、最大20Wまで出せる。相手は同じ市内で、直線距離にして数キロ。自作アンテナの整合が不明なため、電波障害の発生を避けるため、とりあえず10W程度まで下げてみた。先方からはハンディのホイップアンテナで5W程度で飛ばしてきた。
こっちは自作八木アンテナで送受信していて、適当にタンスの上に東向き固定で交信していた。相手が5Wの場合、少しノイズが乗っていて何とか聞き取れる程度であった。その後、この受信の悪さは八木アンテナの指向性の問題であり、もっと南東(交信相手の方角)に振らないといけないことが分かった。
今回アンテナの向きを十分正しくすることが出来ず(指向性に起因することは後から分かった)、こちらは10W、相手5Wでなんとか通信できたが、八木アンテナの向きをさらに精度よく先方に向けることで、数ワットで通話できるのではないかと思われる。写真のように、手持ち可能なので、先方からの入感がMAXになるよう、最適な方角を探しながら受信するべきだった。通信相手が他の局と通信するのとウオッチする中で最適なアンテナの方向が分かったので、次回はさらに低出力での通信を試みたい。
今回通信して分かったのは、、実際に喋ってみないと面白さが分からないということ。これまでは自分から電話を出すことなく、ずっとウオッチしていて、無線って何がそんなに面白いのかなーと思っていたけど、実際に喋ってみると面白い(毎日会社で顔を合わせている隣の机の人だのに、機械を通して喋ると面白い)。もう一つは、自作八木アンテナが結構ちゃんと機能しているようで、指向性もあるし、先方からの交信報告で結構クリアに聞き取れるという情報が得られたということ。今回交信することで自作八木アンテナのテストができた。無線は奥が深いと思っていたけど、実際に運用するとなかなか興味深い。しかし、、混信とかインターフェアとか周りに迷惑かけないように注意しないといけない。なにしろ住んでる場所は建て込んでるもので。。
*1:はっきり言って、仕事している隣の机の人、毎日顔を合わせている