chakokuのブログ(rev4)

テック・コミック・DTM・・・ごくまれにチャリ

金時豆入りの抹茶風味パウンドケーキを作る。。イマイチな仕上がり

■まず金時豆を煮る
材料は以下

金時豆(250g入り)

豆を軽く洗って水に一晩浸けておく

翌朝の状態。水を含んで少し膨らんでいる。多分浸けないと豆が煮えにくかったり、煮ている段階で皮が破れてしまうのだろうと思う。

2時間ぐらいごく弱火で煮ました。小豆は渋切りしますが、金時豆は不要らしく、お湯を替えずに煮続けました。豆が柔らかくなったら砂糖を加えて火を止めてさます。温度が下がる過程で味が染み込むと言われてます。一度に砂糖をどばっと入れると甘いだけの豆になってしまうらしく、2回ぐらいに分けて砂糖を入れた方がいいらしいです(すなわち、、砂糖半分加える、煮る、さます→残りの砂糖を入れて煮る、さます、の手順で作成)。

金時豆作成終わり。豆250gに対して砂糖140gだとかなり甘さ控えめです。

■抹茶風味のパウンドケーキを作る
子供が買ってきた、「エニスモアガーデンのパウンドケーキ」という本のレシピがユニークだったので、このレシピで作ってみた。
材料は以下

  • バター 70g
  • 小麦粉 70g
  • 砂糖  60g(56gに減らした)
  • 卵(全卵2こ)
  • 抹茶 大匙1(今回は大1.5に増やした)
  • 金時豆 100g

焼きは180℃で50分(途中で温度下げてもいいかも)

卵黄に半分の砂糖を加えて電動ホイッパーでよく混ぜる。この時、軽く湯煎した方がいいと思います。

抹茶を加える

卵黄側作業終了。結構固いです

上記にメレンゲを3回ぐらいに分けて加える

卵黄、メレンゲ、抹茶の混ぜ終わり(ここまではそれほど破綻なし)

バターをとかしておいて、上記生地をひとすくい入れておく。このレシピの特徴が、バターを溶かしてしまって、生地に混ぜ込む手法という点。普通のレシピだったら、パウンドケーキ作るときに、バターはポマード状にするのにとどめ、絶対に溶かしてはだめ!!と書かれているけど、この本では溶かしてしまって混ぜ込むという。。

(卵黄+メレンゲ+抹茶)に小麦粉を加えて混ぜます。パウンドケーキはスポンジと比べてかなり小麦粉が多いのですが、今回なかなか混ぜ終わることができずかなり練ってしまった。左の写真はなんとか混ざっているように見えますがかなり混ぜまくりました。だから、メレンゲの泡がかなりつぶれてしまったと思う。今回の失敗ポイントがここ

上記の生地に溶かしバターを加えて混ぜ合わせる。ぱっと見、普通の仕上がりですが結構固いです。パウンドケーキの生地は固いのでまぁそんなものかと。

煮た金時豆をキッチンペーパーに置いて汁気を切る

焼いてる時に沈まないように軽く小麦粉を振る(今回生地が固かったので沈む対策も無用になったが)

金時豆を生地に混ぜ込むのはあきらめ、型に流し込む時にサンドする形式にしました

残り半分を上から流し込んで上部を平らにする

本の通りに180℃で50分焼きました。上部がいつも焦げるので、10分ぐらい焼いた時にアルミ箔をかぶせて、ずっとかぶせっぱなしで焼きました。上部は焦げず抹茶の色がそのまま出ている。

焼き上がりの断面。金時豆が入っています。目が詰まっている

パウンドケーキを切ったところ。

■味など
見た目で分かるように、目が詰まって重たい仕上がりになった。ヨメサンも、のどが詰まるとコメントしていて確かにそうかも。豆も多いし。。
今回レシピよりも砂糖減らしたのですが、甘さがちょっと足りなくなりました。控えすぎというか。ある程度甘さがないと、お菓子としての華がないというか。
あと、小麦がなかなか混ざらずこねてしまい、メレンゲの泡がかなり消えてしまい、重たい仕上がりになりました。グルテンの粘りが出たということはないけど、どっしり重い。持った時も重い。だからくちどけが悪い。
レシピの分量は少し小さい型用なので、次回作るとしたら、1.5倍の分量に変えた方がいいと思われる。
パウンドケーキは、基本的に、バターと小麦粉が同じと思いますが、この作り方だと、小麦粉を混ぜるのが難しく、小麦を混ぜる時間を減らすか、小麦を減らすか、卵を増やすか、何か工夫が必要。どうしても目が詰まる。。抹茶を増やした分小麦を減らすべきだったかも。

ケーキの質としてかかなりバツな仕上がりになりましたが、抹茶+豆のパウンドケーキは上手に作れたらかなり美味しいケーキになると思った。抹茶+豆のシフォンでもいいかもですが、、シフォンだと生地が柔らかくて豆だけが口に残るようにも思えて、かために仕上がった豆を使う場合はパウンドケーキのほうが合うかもなと思った。自分の腕はおいといて、、抹茶+豆+バターの組み合わせは、味わいが広がる可能性を感じました。

■ご参考
今回参考にしたケーキの本

エニスモアガーデンのパウンドケーキ

エニスモアガーデンのパウンドケーキ

普通のパウンドケーキと違って、スポンジケーキを作るように、卵と小麦粉を混ぜて、最後に溶かしバターを入れる点がユニークです。ベーキングパウダー(BP)入れないポリシーは自分も賛成ですが、BPに頼らずある程度膨らませるには、小麦の混ぜ方がポイントと思う。
個人的には、スポンジケーキよりパウンドケーキの方が難しいです。