chakokuのブログ(rev4)

テック・コミック・DTM・・・ごくまれにチャリ

クスム本場家庭料理@三ノ宮

以前、アパートで営業していた時にクスムに食べて行ってそれなりにガツンとカルチャーショックを受けたのだけど、残念なことに火事があって店が閉店した。時が経って、別の場所でお店が再開したので行ってきた(再開したのはかなり前ですが、なかなか神戸まで行く機会がないので)。
新装になったお店はハンター坂の異人会館2F*1。左はお店の入り口の様子

店内の様子。スパイスショップを兼ねていて入ったすぐはレストランエリアで奥はスパイスショップになっている。金曜日のお昼だけど、自分以外にお客さんはいない。今回あまりお腹をすかせることができなかったけど、客は自分だけで気楽だし、スパイスショップからいろんな香りが漂ってきてエスニックな雰囲気に浸ってしまったのでBセット(カレーが2種類になる)でしっかり食べることにした。

前回同様、あまいマンゴージュースと水とソースが出されて、しばらく待つとサモサが出てきた。甘いソースと辛いソースを好きにつけろというような説明を受ける。2つあるので、まずは何もつけずに食べた。肉類は入ってなくて、カレー風味のジャガイモがホクホクした味わいです。結構塩味も効いてるのでそのままでも十分美味しい。

その後、結構待って、カレー2種類、ダールのスープ、チャパティ、ライスのプレートが出てきた。本当はプレートが出る前にサラダが出るはずなんですが今回は忘れているようです。でもまぁサラダはいいです。お腹いっぱいになりそうだし。
今日のカレーは、豆腐のカレーと、ダル豆のカレーでした(お店のお父さんに聞いた)。材料の違いは分かるものの、あまり味の違いが分からんかった。ちょっとスパイスの味付けが違ってるようにも思うけど。あと、前回はダールのスープの味が全然分からなかったけど、自分でもムングダールでスープ作ったりして多少は勉強したので、今回は豆の旨みを少し味わうことができた。チャパティは素朴な味わいでフスマの入った小麦の風味が楽しめます。チャパティの上にはギーとか塗っていないので小麦の味がじかに伝わります。ライスは長いパサパサのですが、これは現地のお米なんでしょうけど、日本の水分の多いモッチリな品種になれているので、ちょっと口の中が渇き気味になる。奥さんがチャパティおかわりするか?といった内容で聞いてくれたのだけど、ライスで満腹になるのは予測できたので、もう十分ですとお断りした。

最後はチャイでしめくくる。チャイはちょっと紅茶の風味が薄かったです。自分はもうちょっと紅茶が濃いほうが好みです*2。微笑ましかったのは、チャイを3人分作られて、奥さんとご主人がお店で飲まれていました。

前回来た時は最初、奥さんしかいなくて、ほとんど言葉が通じなかったのだけど、今回はスパイスショップをやってるご主人がおられたので、多少会話することができた。美味しかったですと日本語で伝えると、奥さんもにっこりされて、実はこの人は優しい人なのかも?と思った次第です。(前回は全然笑わなかったから。。睨まれるというか。。会話で必要以上に笑顔を求めるのは日本人の悪い習慣か?とも思ってしまった)

肉を使わない野菜だけでできたメニューですが、ギーなどの油もあまり使ってなさそうで、素材の味が活きたあっさりした味付けです。毎日食べられるような感じですね。だからまぁ家庭料理という看板になってるのでしょう。美味しいインド料理というだけなら他にお店が一杯あるのですが、クスムは料理の味付けに愛想ないというか、素っ気ないというか、和食で言うなら街の定食屋のような感じですね。素材の味わいやスパイスの繊細なバランスが楽しめます。クスムで食べてるとインド料理って何なのか?を勉強しているような感じもします。

■おまけ(時間調整で山を歩く)
普段仕事してると11時過ぎたあたりでお腹がすくのですが、何もせずにぼーっとしてるとなかなかお腹がへらない。お昼には少し早いしお店に行っても料理を食べきれないと思ったので、北野の異人館を抜けて山を少し歩いた。山道は誰もいなくて気楽で、木々の間を通る風が気持ちよくてなかなか貴重なひとときだった。10分ぐらい歩いた程度ですが、普段体を使っていないので、もうちょっと普段から体動かさないとな〜と思った。

■関連記事
茶国::クスム本場家庭料理@三宮
http://d.hatena.ne.jp/chakoku/20110721
前回クスムに行った時の記事(今から2年前)

■ご参考URL
食べログ、クスム本場家庭料理
http://tabelog.com/hyogo/A2801/A280101/28007069

*1:にしむら珈琲店から山に向かってずんずん歩いていけば辿り着ける

*2:家に帰るとチャイを作って飲んだ